デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムの違いを徹底比較
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デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムの違いを徹底比較|効果・副作用・選び方を解説

「デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレム、どれが自分に合っているの?」

不眠症の治療薬として処方されることの多いデエビゴ・ベルソムラ・ロゼレム。いずれも従来のベンゾジアゼピン系睡眠薬とは異なる仕組みで眠りをサポートする薬ですが、作用の仕組みや得意とする不眠のタイプはそれぞれ異なります。

この記事では、デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムの違いをわかりやすく解説し、不眠症状や目的に合わせて薬を比較する際のポイントを紹介します。

この記事では、デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムの違いをわかりやすく解説し、不眠症状や目的に合わせて薬を比較する際のポイントを紹介します。

この記事でわかること

  • デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムの作用の違い
  • 入眠困難・中途覚醒・睡眠リズムの乱れに向く薬の違い
  • 副作用・依存性・翌朝への持ち越しの比較
  • 服用前に確認したい併用注意・禁忌薬のポイント

そもそも3つの睡眠薬はどう違う?

デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムパッケージ外箱

デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムはいずれも、不眠症の治療に用いられる睡眠薬ですが、作用の仕組みが異なります。

デエビゴ(レンボレキサント)とベルソムラ(スボレキサント)は、オレキシン受容体拮抗薬に分類されます。脳内で覚醒を維持する物質「オレキシン」の働きを抑えることで、眠りに入りやすい状態をサポートします。

一方、ロゼレム(ラメルテオン)は、メラトニン受容体作動薬に分類されます。体内時計の調整に関わるメラトニン受容体に作用し、睡眠リズムを整えながら自然な眠気を促す薬です。

つまり、デエビゴ・ベルソムラは「覚醒を抑える」アプローチ、ロゼレムは「体内時計を整える」アプローチという違いがあります。

デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムの比較表

項目デエビゴベルソムラロゼレム
有効成分レンボレキサントスボレキサントラメルテオン
薬の分類オレキシン受容体拮抗薬オレキシン受容体拮抗薬メラトニン受容体作動薬
主な作用覚醒を維持する働きを抑える覚醒を維持する働きを抑える体内時計を整え、自然な眠気を促す
製造元エーザイMSD武田薬品工業
承認年(日本)2020年2014年2010年
入眠困難
中途覚醒
早朝覚醒
効果の現れ方比較的早い比較的早い緩やか(数日〜2週間ほどかけて実感する場合がある)
催眠作用の実感比較的しっかり中程度穏やか
依存性・耐性従来薬と比べて比較的低い従来薬と比べて比較的低い従来薬と比べて比較的低い
翌朝への持ち越し眠気が残ることがある眠気が残ることがある比較的少ない
向精神薬指定なしなしなし
高齢者への使いやすさ
主な注意点翌朝の眠気、悪夢、併用薬に注意翌朝の眠気、悪夢、併用薬に注意フルボキサミン併用禁忌、効果は穏やか

※効果の現れ方や副作用には個人差があります。実際の使用可否や薬の選択は、症状・年齢・体質・併用薬などを踏まえて医師が判断します。

催眠作用の実感はデエビゴ・ベルソムラが比較的しっかり、ロゼレムは穏やか

デエビゴとベルソムラは、どちらもオレキシン受容体拮抗薬に分類され、覚醒を維持する働きを抑えることで眠りをサポートします。そのため、寝つきの悪さや夜中に目が覚める症状に対して選択肢になりやすい薬です。

一方、ロゼレムはメラトニン受容体に作用し、睡眠リズムを整えることを目的とした薬です。即効性や強い催眠作用を求める薬というより、体内時計の乱れや自然な眠気のサポートを目的として使われることが多い薬です。

そのため、単純に「どれが一番強いか」だけで判断するのではなく、入眠困難・中途覚醒・睡眠リズムの乱れなど、不眠のタイプに合わせて比較することが大切です。

不眠のタイプ別に見た選択肢

寝つきが悪い(入眠困難)方

寝つきが悪い(入眠困難)な男性のイラスト

寝つきの悪さが気になる場合は、デエビゴまたはベルソムラが選択肢になりやすい薬です。どちらも服用後、比較的速やかに眠気が現れることがあり、入眠をサポートします。

ロゼレムも入眠困難に用いられる薬ですが、効果の現れ方は穏やかです。「今夜すぐに眠りたい」という目的よりも、睡眠リズムを整えながら自然な眠気を促したい場合に検討されることがあります。

夜中に目が覚める(中途覚醒)方

夜中に目が覚める(中途覚醒)した女性のイラスト

夜中に目が覚める中途覚醒が気になる場合は、デエビゴまたはベルソムラが選択肢になりやすい薬です。どちらも睡眠の維持をサポートする薬として使用されます。

ただし、翌朝の眠気やふらつきが出ることもあるため、翌日に車の運転や集中力を必要とする予定がある場合は注意が必要です。

睡眠リズムが乱れている方・高齢の方

睡眠リズムが乱れている高齢の女性のイラスト

睡眠リズムの乱れが気になる場合や、高齢で副作用が心配な場合は、ロゼレムが検討されることがあります。体内時計に関わるメラトニン受容体に作用し、自然な眠気を促す薬です。

ロゼレムは翌朝への持ち越しが比較的少ないとされますが、効果の現れ方は穏やかです。症状や生活リズムに合わせて、医師の判断のもとで使用することが大切です。

デエビゴとベルソムラの違い

デエビゴとベルソムラは、どちらもオレキシン受容体拮抗薬に分類されます。同じ系統の薬ですが、作用時間や用量、使いやすさに違いがあります。

効果の実感

デエビゴは、入眠と睡眠維持の両方に対して比較的しっかりした効果が期待される薬です。ベルソムラも同じく睡眠維持に用いられますが、効果の感じ方には個人差があります。

半減期(薬が体内に残る時間)

デエビゴはベルソムラよりも半減期が長いとされ、翌朝まで眠気が残る場合があります。一方、ベルソムラはデエビゴより半減期が短いものの、体質や服用量によっては翌朝の眠気が出ることがあります。

用量の柔軟性

デエビゴは2.5mg・5mg・10mgの規格があり、症状や年齢、体質に合わせて調整しやすい薬です。ベルソムラは10mg・15mg・20mgの規格があり、高齢者では低用量から検討されることがあります。

一包化

デエビゴは一包化が可能とされています。一方、ベルソムラは湿気の影響を受けやすい薬のため、一包化には注意が必要です。服薬管理のしやすさを重視する場合は、この点も比較ポイントになります。

副作用の違い

デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムに共通する主な副作用として、眠気、頭痛、めまい、倦怠感などがあります。特に翌朝の眠気やふらつきには注意が必要です。

デエビゴとベルソムラでは、悪夢、異常な夢、睡眠時麻痺、入眠時幻覚などが報告されることがあります。これはオレキシン受容体に作用する薬で見られることがある副作用です。

ロゼレムは比較的穏やかな作用が特徴ですが、眠気、めまい、倦怠感などが出る場合があります。また、後述するようにフルボキサミンとの併用は禁忌とされています。

併用に注意が必要な薬

デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムはいずれも、併用する薬によって血中濃度が変化したり、副作用が強く出る可能性があります。現在服用中の薬がある場合は、必ず医師・薬剤師に確認することが大切です。

デエビゴとベルソムラは、主にCYP3Aという酵素で代謝されるため、抗真菌薬、抗菌薬、HIV治療薬、一部の抗うつ薬などとの併用に注意が必要です。薬によっては作用が強く出たり、翌朝の眠気が残りやすくなることがあります。

ロゼレムは、抗うつ薬の一種であるフルボキサミンとの併用が禁忌とされています。フルボキサミンを服用している方は、ロゼレムを自己判断で使用しないよう注意してください。

依存性・耐性は従来薬と比べて比較的低い

デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムはいずれも、従来のベンゾジアゼピン系睡眠薬と比べて、依存性や耐性のリスクが比較的低いとされています。

また、3つの薬はいずれも向精神薬には指定されていません。ただし、依存性や副作用のリスクがまったくないわけではありません。

長期使用の可否は、症状、年齢、体質、併用薬、生活習慣などによって異なります。自己判断で増量・中止せず、医師の指導のもとで使用することが大切です。

まとめ:どれを選べばいい?

  • 寝つきの悪さが気になる方:デエビゴまたはベルソムラが選択肢になりやすい
  • 夜中に目が覚めやすい方:デエビゴまたはベルソムラが検討されることがある
  • 入眠と睡眠維持の両方を重視したい方:デエビゴが選択肢になりやすい
  • 中途覚醒を重視したい方:ベルソムラが検討されることがある
  • 睡眠リズムを整えたい方:ロゼレムが検討されることがある
  • 高齢で副作用が心配な方:ロゼレムが選択肢になりやすい

デエビゴ・ベルソムラ・ロゼレムは、いずれも不眠症の治療に用いられる睡眠薬ですが、作用の仕組みや得意とする不眠のタイプが異なります。

薬を選ぶ際は、「眠れない」という悩みだけでなく、寝つきが悪いのか、夜中に目が覚めるのか、睡眠リズムが乱れているのかを整理することが大切です。

いずれの薬も国内では処方箋医薬品として扱われており、医師の指導のもとで使用することが前提です。自分の不眠症状や体質、服用中の薬に合った薬を選ぶようにしましょう。

ケンコーなびでは、デエビゴ・ロゼレム・ベルソムラを個人輸入代行でお届けしています。各商品の詳細は以下のページをご覧ください。

※本記事の情報は一般的な薬剤情報を元に作成しています。持病のある方や他の薬を服用中の方は医師にご相談ください。